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建築士二級の取得方法について( 剛史(仮名・22歳) )
- Q. 普通高校卒業で、職歴は飲食業です。将来建築士二級を取りたいのですが、実務経験七年必要とききました。この実務というものは、具体的にはどういった仕事を指してるのでしょうか?建築といってもいろいろなジャンルの仕事があるのでわかりません(鳶や内装業、等)
- A 建築士の試験でいう実務経験とは家作りに関わる仕事のことで、具体的には下記の3つです。
(一)「建築に関する実務の経験」として認められるもの
(1)設計事務所、建設会社、工務店等での建築物の設計・工事監理・施工管理
(2)大工
(3)官公庁での建築行政、営繕
(4)大学・研究所・工業高校などでの建築に関する研究、教育
内装業や鳶職は、一部認められる場合と、単なる労務者としての建築業務としてまったく認められない場合があります。
(二)一部が「建築に関する実務の経験」として認められるもの
(1)建築工事を一部含む土木工事等(純粋に建築に関するものの割合をかけて計算します。)
(2)一定期間建築以外の業務を含んでいる場合(建築以外の業務の期間を除いた期間の明示が必要です。)
(三)「建築に関する実務の経験」として認められないもの
(1)土木工事等の建築に関係しない業務
(2)単なる労務者としての建築業務(土工、設計事務所で写図のみに従事していた場合等。)
実務経験が認められる職場なら、設計事務所や建設会社、工務店での「設計管理」「施工管理」の仕事が近道だと思います。資格を取りたいことを会社に告げて就職するといいですね。同じような経験の先輩がいるかも面接で確認したらいいでしょう。
沖縄での問い合わせ先は、沖縄県建築士会098-879-7727です。