沖縄 20~30代就職・転職

-vol.50
中途で採用してもらえないという悩み( 有紀(仮名)31歳 )

Q. 十年程、飲食関係の接客業で働いて来ました。今回ホテルを中心に、料飲関係で面接を受けてるのですが、十五件以上不採用で自信をなくしています。採用担当者の心をつかみたいのですが、コツがあるでしょうか? 
A 中途採用の場合、採用担当者が注意していることは三つです。
(1)何故前職をやめたのだろう。責任感、協調性はあるか、忍耐力や粘りはあるかを心配します。腰を落ち着けて本気で仕事に打ち込んでくれるだろうかです。
(2)能力はあるだろうか。
中途採用は、即戦力になるかを見ます。これまでの実績を評価します。
(3)何故我がホテルで働きたいのだろうか。 ホテルのことをよく理解して応募しているだろうか。社風に合うかも見ます。笑顔はどうか、声のトーンはどうか、キビキビてきぱきしているか。マナーはどうか。
 不採用ということは、採用担当者の疑問が解けなかったということです。逆に言えば、これらを解くことが、採用担当者の心をつかむコツと言えます。
 もう一度応募書類を点検してください。履歴書はお手本どおりにきっちり書いてください。職務経歴書を必ず書いてください。十年間の飲食業接客で得たものを分かりやすく整理して書きます。「どこで」、「何を」、「どう工夫して働いた」かです。仕事への取り組み、仕事に対するあなたの姿勢を伝えるのは、職務経歴書です。これによって、??の疑問を突破します。
 それから、志望動機を明確に書きます。履歴書にも職務経歴書にも書いてください。提出するホテルにポイントを絞った志望動機にしてください。?が解決されます。
 丁寧にきっちりと応募書類が仕上げられていること。面接でもてきぱきと受け答えをして、志望動機を伝えきることが、採用担当者の心をつかむコツと言えます。