沖縄 20~30代就職・転職

-vol.192
働きながら海外で支援活動がしたい( K 33歳 男性 )

Q. ボランティアに興味があり、将来働きながら海外などで支援活動をできないか模索しています。年に1度でも短期間(出来れば1ヶ月近く)休暇が取れるような職種を探しています。
 学校給食委託配送などは、学校が休みの場合でも他児童施設などの配達があるらしく、なかなかそんな夢みたいな職種はないのかな…と半分諦めています。
そのような職種自体あるのでしょうか?情報などあればお願いします。 
A  「将来のボランティア」に向け仕事を探すというKさんのプランは魅力的ですね。
 ただ、相談内容を拝見してて、仕事とボランティアがまったく切り離されているように感じ、遠回りのような気がします。Kさんの仕事とやりたいボランティアがリンクしていれば、魅力は倍増ですね。
 さて、休暇が長い仕事といえば、学校給食の調理、学校給食専門のパン屋、学校の売店、図書館など学校関係を、教員や事務も含めて探しつつ、教育委員会や直接学校へ問い合わせてみると、募集の時期が分かってくるはずです。
 船乗り・・・3ヶ月乗船、1ヶ月休みのシフトだと聞きました。某企業は新卒採用のみで中途採用はないとのことでしたが、他の船会社や遠洋漁業の組合も問い合わせてみて下さい。
 外資系のコンサルタントは、実績評価で2週間の休暇をボーナスとして与えるそうです。
 仕事は能力と資格が要求されることがあります。また、雇用形態が正社員かどうか、待遇と会社の安定性はどうかもチェックしなければなりません。
 公務員の待遇に準ずるような外郭団体、あるいは有給休暇が自由に取得できるような会社なら、半年後に10日付与される有給休暇が、6年半では20日の付与となります。これを利用してはいかがでしょうか。有給休暇は、本来労働者の権利なので会社は拒めないのですが、まとめて取得できるかは会社によります。
 他にはボランティア派遣等の仕事に関わる団体を探したり、ボランティア休暇が制度としてある会社(沖縄にもあるようです)を探す方法もあります。ボランティア休暇制度には有給と無給があります。
 Kさんの人生における「職業設計」は描けていますか?ボランティアが中心で、それを支えきれる職業となれば、その職種や企業の将来性も念頭において下さい。
 また、Kさんが描くような「ボランティア・職業生活」のモデルとなる方を見つけて、その方の情報を入手したりすることで、Kさんのやろうとしていることがよりリアルになってくると思います。
 参考になるものがひとつでもあれば幸いです。Kさんの目標がかなうよう祈念しています。