-vol.187
37歳だが異業種に就職したい( 匿名希望 37歳 )
- Q. 面接を受けても、なかなか採用されません。歳が37歳で、以前とは違う職種を求めているからでしょうか?前職は調理で、現在目指しているのは保険関係です。今の職場で保険を習い、興味を持ち、ファイナンシャルプランナーの勉強中です。結婚して家族を養っていくので、仕事が必要ですし、どうしても保険業務に就きたいです。どうしたら面接に受かるか教えて下さい。よろしくお願いします。
- A 「保険業務」とありますが、生保や損保の営業ということでしょうか。37歳の異業種への転職は厳しいものがありますが、前向きにいきましょう。
面接に受かるには、面接官に「他の応募者よりも採用したい」と思ってもらうこと以外にありません。企業が求める人材は、職務遂行能力、コミュニケーション能力がある人、人一倍やる気がある人で、そのやる気を継続できる人です。応募書類と面接でそれを面接官に伝えきることが大切です。
応募書類の中でも、特に職務経歴書は面接で伝えきれないことをカバーすることが出来て有効です。今一度点検しなおしてください。
これまでの仕事内容と実績を職務ごとに整理して書きます。仕事を通して身に付けたスキル、仕事で学んだことも書きます。仕事に取り組むときのあなたの心構えも書きます。
これらのスキルや心構えを、保険の仕事でどう活かしたいかという「志望動機」につなげてください。志望動機はやる気の確認になりますので、最も重視されるものの一つです。
職務経歴書は、面接と違って時間をかけて作成することが出来ます。パソコンでの作成が認められていますので、手書きよりも楽ですし、企業や職種に応じた書き換えも出来るので便利です。
さて、次に面接です。応募書類の援護があるわけですから、緊張しないで臨んでください。笑顔、通る声、質問の意味を良く聞いてのテキパキとした応対が求められます。姿勢、服装、マナーも大事です。
面接は練習と場数で上達します。家族や友人を相手に、鏡を相手に練習して、自然な笑顔と発声ができるまでやります。
応募や面接は、保険の営業に通じるものがあります。求職活動で自分を売り込む作業は、今後の仕事に必要なことばかりです。手を抜かないで、一つ一つをきっちりやることが必要です。あなたのやる気と本気が相手に伝わるまでやらなければなりません。
応募書類の書き方や面接の仕方は、ハローワークで講習がありますので、問い合わせて参加することをお勧めします。