沖縄 20~30代就職・転職

-vol.180
アルバイトの面接で実習期間があることを伝えるべきか( Kさん 21歳 学生 )

Q. 福祉保育の学校に通う学生です。学費を払うためにアルバイトを考えているのですが、保育園や幼稚園の実習が約20日間あるので、その間に長期休みが取れるアルバイトを希望しています。
面接の際、実習の話をすると不利になる気がしています。そのため、実習の話は面接の際に言わない方がいいのか、アルバイトに受かって、実習の時に長期休みを貰う方がいいのか悩んでいます。今現在、実習の話をして2ヶ所面接で落ちました。面接の際、実習の話をするべきか、しなくてもいいのか、こういった場合、どうしたらいいのか、アドバイスをお願いします。 
A 学費のためのバイトとは、自立志向が感じられます。力が入るところですね。
さて、そこで実習とバイトという課題に直面しているようですが、実際雇用する側からすれば不安要素とみてしまうのは否めません。ぎりぎりの人数をシフトで回しているところだったりすると、なおさらです。それでも、後々を考えたら実習の話をはじめから伝えてお願いしてみた方がいいでしょう。
Kさんが実習以外の日をどういう姿勢で仕事に取り組もうとしているのか、そしてそれは、その応募先にとって長期的にプラスとなること間違いないということが伝われば、チャンスはあります。
バイトとはいえ、どの期間、どういう心構えで、どういう能力を発揮してもらえるかを、企業は採用の基準とするはず。それに応えることが大切です。
実習の件が原因で不採用になったとすれば、その企業側には負担が大きいと感じられたのではないでしょうか。であれば仕方がありません。Kさんの条件にかなう企業で、企業にとってもKさんの力が欲しいというところを探すことです。そういうバイト先はきっとあります。
とりあえず実習までの短期のバイトを探して、面接で実は実習があって短期の応募をしたのだが、実習後に再雇用もしてもらえないかとお願いしてみるというのはいかがでしょうか。友人や知人に紹介してもらうのもいいですね。
Kさんの条件を喜んで受け入れてくれるところは少ないかもしれませんが、志を評価してくれる企業はきっとあります。
学校では、同僚や先輩方、進路の先生にも聞いてみてください。Kさんと同じ立場でやってきた人がきっとたくさんいるはずですし、その人たちの話は参考になります。
今回のバイト探しは、Kさんの今後の活動、幼児教育という仕事の中できっと活きてきます。不採用になるとへこんでしまうことが多いですが、めげないでください。まだ、たかが2件です。「次いってみよう!」という気持ちで頑張ってください。