-vol.178
給与が最低賃金以下なので転職したい( 匿名希望 23歳 事務職1年 )
- Q. 介護関係の事務をしていますが、給与は最低賃金以下で、差別されているみたいでとても嫌です。転職を考えていますが、なにせ就職難の時代でなかなか面接に受かりません。経験者の募集が多くて‥どうしたらいいでしょう。
何かいいアドバイスはありませんか?
- A 23歳、就職活動に再チャレンジですね。事務職が一年ならば、学卒での就活経験はあるのでしょうか。卒業したのが2、3年前の場合、「第二新卒」という就職活動もあります。新卒募集のサイトがありますので、そこを利用できますし、学校での相談も可能です。
さて、中途の就職活動の場合ですが、ハローワークで求職手続きをして、求人検索や職業能力開発の研修、応募書類の書き方や面接の受け方のセミナーを受講します。職種による募集状況の違いや、求められる能力等が分かってきます(経験者優遇や資格が必要など)。
「何をしたいのか」、「何が出来るか」で仕事は選びます。「何をしたいか」が明確ではない場合は、自己分析をして発見していきます。やりたいことがあることはとても大事で、面接時の志望動機で差が出ますし、就職後に仕事へ取り組むときの意欲にもつながります。
「何が出来るか」で選ぶときは、求人情報を多く見て、仕事を研究します。どんな仕事内容か、どんな人が働いているか、自分にも出来るか、待遇はどうか、続けられそうか等、考えてください。
やりたいことが見つかり、資格や技能が必要なときは、それを身に付けるかどうかを判断します。時間はかかりますが、職業訓練や専門学校等で身に付けてから、その道に進んだ人もいます。
見習いや、その職業へ将来近づけそうな仕事から始めるのもいいですね。賃金は少ないかもしれませんが、学費だと割り切れるかが鍵となります。
職務経歴書を作成し、事務職であなたが実際にやったこと、工夫してみて結果が出たこと、身についたこと、仕事に対する心構えを整理して書きます。職務経歴書は応募のときの効果的な武器となりますし、またあなたが本当にしたいことは何か、あなたの強味は何かが分かり、自己分析にもなります。企業は能力だけでなく、志望動機はどうか、仕事に取り組む心構えはできているかも重視しますので、それを伝えることも大切です。
不採用が続くと落ち込みがちですが、就活は取り組み方によって今後の仕事にきっと生かせるものなのです。まだまだ若いので、いろいろなアプローチで動いてみてください。動いた分だけ情報は入ってきます。頑張ってください!