-vol.155
50歳で帰省してきたが再就職は難しいか( Nさん 職歴/事務、他 50代 )
- Q. 現在、求職中ですが、年齢が50歳なので面接までいたりません。
30年東京に在住して、帰省したばかりで、予想通りに厳しい現実を痛感しております。
東京では事務が多かったのですが、銀行の渉外の経験もあります。熱意があっても難しいみたいです。
- A 帰省された方々、中高年者の転職や再就職の場合、それまでに培ってきた技術や能力を発揮する場が少ないのが沖縄での現状です。県外のように大手の会社・中規模の会社が少ないことが、その理由にあげられます。
サービス業にもスキルとキャリアは大切なのですが、売買する商品や提供するサービスがそれ程のものを必要としない、企業規模だったりするからでしょう。
Nさんの場合、これまでのキャリアを「職務経歴書」にしっかりまとめて下さい。「何がどれくらい出来る」かを採用担当者は見ます。そのためには、「何をどれだけやってきたか」を職務経歴書でアピールします。
Nさんのキャリアが活かせそうな企業を選択して、上位から順に面接を申し込んでいくということをお勧めします。直接自分で売り込むのです。ハローワークや求人情報誌に募集の出ない求人にアタックするのです。
門前払いもあるでしょうが、話の聞けた担当者からは業界や雇用の状況を聞くことが出来ます。動いた分だけ情報は入ってきます。
ハローワークや求人情報誌の情報で雇用の状況を読み取ることも大切です。「何をどれだけやれば、どれくらいの報酬になる」が見えてきます。
仕事の幅を広げて考える必要も出てくるかもしれません。Nさんのスキルの「何をどう活かせるか」で考えます。
50歳の就職活動は大変なことが多いですが、この経験がきっと後で役に立つと思って頑張ってください。若者の10分の1の仕事しかないのであれば、10倍以上動くしかありません。仕事は出会いです。多くの情報に接するようにしてください。