-vol.150
キャリアカウンセラーとはどういう職業なのか( Tさん 30代 女性 )
- Q. 現在求職中ですが、キャリアカウンセラーという仕事を知り、興味がわきました。ネット等で情報を収集しておりましたところ、沖縄でも講座があることを知りました。
現在、沖縄でのキャリアカウンセラーのニーズや今後必要性のある職業なのか?どのような職場でどういう仕事内容か、教えて頂けますでしょうか?
- A キャリアカウンセラー(以下CDA)の仕事に興味がおありのようですね。どの辺りが興味を引いたのでしょうか。これまでの仕事の環境で進路に悩む人を見てきた、そういう人たちの力になりたい、資格を生かした仕事がしたい等、いろいろあると思います。
(1)沖縄でのCDAのニーズや今後必要性のある職業なのか?
CDAのニーズはあります。求職者が存在する限り、学生が存在する限りなくなりません。職業紹介や派遣会社の相談員ないしコーディネータ、学校の進路担当、キャリアセンタースタッフ等が活躍の場ですが、CDAとしてだけの募集はなかなかありません。むしろそこの職員が資格を取るということが多いです。
個人で独立開業する人もいます。学生相手の「就職塾」を開きながら、CDA協会から募集がある合同企業説明会での相談員のバイトや公的機関のネット相談員(全国対象)などがあります。
個人で公的機関にアプローチして学校での進路指導やセミナー等を受託することになると思いますが、自分をどう売り込むか積極的な営業が必要となります。
(2)どのような職場でどんな仕事内容か?
求職者の気持ちに寄り添いながら、解決策を求職者自身が見出せるように手助けをします。本人の能力、興味や価値観を確認しながら、その方向性にある仕事に関する情報の探し方を案内します。
(3)その他
「職業情報の量は、その人の人生と正の相関関係がある」といわれます。職業選択において適切なアドバイスが出来るように、CDAに必要なことを体系的に学ぶことと同時に、カウンセリングの技法を身に付けるのがCDAを学ぶということになります。
CDAの資格取得までは少なくない金額が必要になります。2次試験は県外でしか実施されていないのが現状です。大変ですが、頑張ってください。