沖縄 20~30代就職・転職

-vol.111
質問には正直に答えるべき?( ココロ(仮名)23歳 )

Q. ハローワークに通いながら面接を受けてみますが、なかなか採用までもっていくことができません。 聞かれたことに対しては正直に話してきましたが、これって面接ではNGなのでしょうか?自分の体の『障害』の事を話すと、嫌な顔を見せる企業もあります。 どうしたら、うまくいくのでしょうか? 分からなくなりました。 
A ココロさん、不採用が続くと落ち込むかと思いますが、相談先をたくさん持って乗りこえていきましょう。
 面接の件ですが、聞かれたことに正直に答えるのはいいことですし、NGなんかじゃありません。しかし、それだけでは駄目です。面接は能力や人柄を企業に知ってもらう場です。募集の職種ができるかどうかの確認の場です。
企業は、ココロさんのこと、障害のことを良く知りません。だから質問するのです。答えることが有利か不利かではありません。どう答えれば相手が知りたいこと、こちらが伝えたいことが効果的に伝わるのかが問題なのです。
 予め聞かれることは整理して答を練習しておきます。「またこの質問か」ではなくて、「よし来たうまく答えてやるぞ」と前向きで答えてください。ココロさんの正直さや誠実さの魅力を上げるのです。履歴書や職務経歴書等の応募書類もそうです。ココロさんを知ってもらうよう効果的に工夫してください。
 応募する会社や仕事のことを事前に調べておくことも大切です。自分のことを知らせる以上に相手のことを知ることも大切です。面接官が厳しいのは、会社と自分の職務を大切にしているのだと思ってください。お互いのことを知らないもの同士が出会うのが面接です。緊張を解き、相手のことを知り、自分のことを伝えるのが面接です。準備し、練習してください。ハローワークやキャリアセンターの講座等も積極的に利用してください。