沖縄 20~30代就職・転職

-vol.110
グループ面接での個人情報取り扱いについて( 41歳 )

Q. ある会社でグループ面接をしたとき、三名の応募者で面接管は二名でした。履歴書は応募者から一メートル以内のデスクに広げて置き、応募者の履歴内容がはっきり見えてました。更には一人一人の過去の会社名や職務内容を読みあげたり、口頭で発表させられました。もちろん面接を受ける際の個人情報取扱の同意書等はなされてません。この場合、個人情報的にはどうなるのでしょうか?また個人情報の悩み相談や訴えはどの機関に連絡すればいいのでしょうか? 
A 個人情報の取り扱いは、法律が施行されてここ数年でかなり良くなりました。「収集目的を告げる」「目的外の情報は収集しない」「管理はしっかりやる」「求めに応じて開示する」等、本当に必要なことだと思います。特に求人の現場では、個人情報が毎日のようにやり取りされていますから気をつけなければなりません。
 あなたが受けたグループ面接でも、配慮があってしかるべきだったと思われます。履歴書は他の応募者に見えないようにする。会社名は言わない。収集目的からはずれた質問はしない等です。面接で知りえた情報は外部で話さないようにとの一言を応募者に伝えればもっと良かったでしょうね。
 面接で気づかれたことを企業へ直接知らせることで、企業側も改善するかとは思いますがいかがでしょうか。お互いに注意しあう問題のレベルであればそれに越したことはありません。求人紙へのクレームとして指摘することによっても改善していきます。
 企業への求人に際しての個人情報取り扱いの指導は労働局が担当です。現実的に被害が発生し、補償等の請求ということになれば、裁判所ということになります。
※沖縄労働局総合労働相談コーナー/那覇市おもろまち那覇第二地方合同庁舎/電話098(868)6060