-vol.102
子育てをしながらの再就職は難しいか
- Q. 4才と2才の子供がいます。出産子育てで約4年ぶりに職に就こうと7ヶ所面接を受けたのですがダメで自信をなくしてしまいました。子持ちの就職は難しいと聞きますがどうでしょうか。事務職希望です。
- A 子育てママを取り巻く雇用環境は本当に厳しいですね。多くの方から、同じようなメールを頂きます。不採用が続いたことで悔しい思いをされていることと思いますが、お子様や家族のためにも頑張ってください。
さて、仕事はあくまでも「何を」「どうできる」かです。募集の仕事を、他の応募者よりも私の方が立派にできると証明してみせなければなりません。履歴書と職務経歴書はそのための求職者の武器です。丁寧にきちっと仕上げることが評価につながります。特に職務経歴書では、あなたを有効にアピールすることができます。
いつ、どこで、どんな仕事をしてきたか。そこで何を学んだか。身についた技術やスキルは何か。この能力を事務職でどう発揮できるか。
何故この仕事がしたいか。何故ここの会社へ応募したのか。会社のことをどれだけ知っているか。志望動機を伝えます。
この二つが、企業の求める「能力」と「やる気」です。それから「コミュニケーション能力」が面接の時に判断されます。落ち着いて、ハキハキと応答する「できる女」をみせます。「この人だったら大丈夫だろう。子供のこと、家庭のこともちゃんとしているに違いない」と面接官が判断すれば採用につながるはずです。
子育てママに就職のハードルは確かに高いです。であれば、前向きにチャレンジするしかありません。ハローワークや21世紀職業財団等、外部の力を借りることです。一人では高い壁も多くの人の協力で乗り越えていくことができます。孤立しないようにしてください。