-vol.88
WEB関連の職種は経験者優遇が多く困っている（ K(18歳) ）

Q. 前職が経理でしたが、今回IT・WEB関連の職種に転職したいと考えております。しかしながら、経験者の優遇が多いのが現状です。何かアドバイスお願いします。　

A IT、WEBといっても範囲は広いです。Kさんは、どれくらいその仕事に就く準備が出来ていますか。職種研究はどれくらいやっていますか。
　「採用してもらったらやる人」よりも、「準備や心構えが出来ている人」を企業は歓迎します。それが就職後の定着につながるからです。企業は、採用後の離職を嫌がります。だから、やる気とその継続を確認するのです。
　経験者の場合、即戦力として役立ちますので企業にとっては教える手間が省けるので採用したいところです。ただ、「なら何故前職を辞めたのか」を確認するはずです。辛抱できない。しっかり腰を落ち着けて働けないと判断したら、採用を見送ります。
　Kさんに企業が求めるのは「覚悟」です。本気でITの仕事に取り組んでくれるか。一人前になりたい覚悟はあるか。途中で投げ出さないかです。
　何故ITの仕事をしたいのか。つまり「志望動機」を明確にして企業に伝えることです。それから、積極的に学ぶ姿勢が大事です。極端に言えば、「一人前になるまで給料はいらない」という姿勢です。誰よりも早く一人前になるという決意表明ですね。応募書類と面接でそれを伝えます。
　IT業界は今人手不足です。やる気のある人、しっかり学ぶ準備の出来ている人なら、未経験者にもチャンスが与えられるはずです。求人情報を集め、仕事内容をよく理解して、志望動機を固めてください。道は開けるはずです。頑張ってチャレンジしてください。