やりたい仕事とプライベートの
バランスが取れる職場です

株式会社沖縄環境保全研究所

総務チームチームリーダー（総務管理監）
比嘉定之さん

働きやすさピックアップ

有給取得率85％以上
育休取得実績有
勉強会で知識の共有
チャレンジできる体制

有給取得率85％以上

3、4年前は、例えば、生態系の調査は、生き物の活動時間に合わせて調査するため、業務の時間は一定ではなく、また休みも取りづらい状況がありました。
まずは管理職が業務の効率化を念頭に意識的に有給を取得し、休みの取りやすい環境を作ろうと取り組み、令和4年は有休取得率80％を超え、さらに令和5年は85％を超えるほどになりました。
また、先行して7、8年前から1時間ごとの時間給取得が可能なこともあり、休みの取りやすい環境が整ってきました。

今では事業部ごとに勤務日を調整するなど社員同士で助け合っています。
有給取得を奨励しているため、クライアントに迷惑をかけず、業務をしっかりこなしていれば、自由に申請、取得しやすい雰囲気です。

育休取得実績有

女性だけでなく男性の育休取得者も3名実績があり、子育て世代も働きやすい環境です。
また仕事と育児の両立支援として、企業主導型保育園と提携しており、認可保育園の平均保育料以下の金額で優先的に入園が可能です。
今年度の利用予定もあります。

勉強会で知識の共有

新卒としてのビジネスマナーなど基本の新人研修は外部の研修を受けていただきます。
その後、各部署の実地、OJTへ移行します。
一定の研修が終わった後も、ひとりで行う仕事はなく常にメンバーと同行します。

勤続30年、40年のベテラン社員でも常に勉強が必要な業界なので、会社で大学教授の講習を設けたこともありますし、資格取得のための社内資格者による添削・アドバイスや論文・学会発表のバックアップもあります。
また毎月第一土曜日に社内技術発表会の機会を持ち、実務ベースで各専門分野の知識を共有しています。

チャレンジできる体制

人事評価として、さまざまな資格ごとに手当を付与しています。やりがいや目標をもって資格取得を目指していただけます。
またステップアップとして、基本的な能力と経験年数を考慮して、論文による、社内資格制度があり、役職にチャレンジできる体制です。

Q1.特徴的な働きがいのある職場づくりは？: 本土復帰の翌年、昭和48年、県より、工場の下水・ばい煙、河川の環境汚染など公害問題に対し、国の基準を満たしているか調査する企業を立ち上げるよう要望があり会社を設立し、令和6年で51年になります。

現在、生活環境調査、自然環境調査をはじめ、空港・港湾・道路等、様々な大型プロジェクトに関する環境アセスメントの要請にも応えることが出来るコンサルタント会社として成長することが出来ました。
生態系から見た環境、生活による環境や化学的な側面の環境など、広く環境に対するさまざまな対応をしています。最近では体内のDNAなどにも携わっています。
役員・正社員・契約社員合わせて総勢72名の専門家集団として、県民の生活や健康を支える業務に邁進しております。

プライベートを重視したい、若い世代の働き方に対する考え方を柔軟に受け入れるなど、社員の働きやすさを追求した取り組みを通して、さまざまな認証を取得しました。

・えるぼし認定
　（女性活躍推進、女性管理職登用など）
・沖縄県ワーク・ライフ・バランス企業の認証
　（所定外労働の削減を実施・有給休暇取得率の向上・育児・介護休業、看護・介護休暇など制度の周知や情報提供）
・おきなわSDGsパートナーに登録
・うちなー健康経営宣言事業場として宣言
・沖縄県所得向上応援企業に認証
・沖縄県人材育成企業に認証
調査や検査に使用する機械があります
Q2.「男女共に働きやすい・働きがいのある職場づくり」とは？: 部署関係なく、男女の隔たりのないよう配慮しています。
現場調査を担う環境3課チームではダイバーの女性も活躍中です。
自然が相手なので、広さや場所も1つとして同じではなく、関連する条例も異なるため、似たような事例はあっても業務の進め方など決まった型はありません。
1つ1つ違うため自由度があり、自由な発想がそれぞれできます。
良い悪いではなく維持管理のための発想ができるかが仕事をする上で重要です。
言われなかったらやらない…ではなく、何が大切なのか、自分で判断しなければならない時に必要だろうと考えて動ける人には自由に、自主的に動けるので、働きやすいと思います。

危険な山中や川、海に入ることもあり、一緒にいるメンバーに命を預ける場面もあるため、職場の同僚の関係を超えた信頼関係を築くこともとても大切です。
勤務時間も、例えば、鳥の調査は朝、サンゴの活動は夜など生物の生態に合わせた時間で調査するため、調整が難しい場合もありますが、部署メンバーで助け合っています。

育児休暇利用された方の声

環境3課　白木一太郎さん

Q1.男女共に働きやすいと感じるところは？: 上司に相談しやすい雰囲気なので、しっかり業務をこなしていれば、有給も取りやすいです。
1時間ごとに時間給も取得できるので、私用で1時間早退する時などに使わせていただいてます。
土日＋αで旅行など、長期の休みも自分の業務管理次第です。
部署メンバーで台湾に生物採取に行ったこともあります。釣り好きメンバーで船をチャーターして釣りに出かけたりもしていますね。

男性の育休取得は社内に2名先例があり、わたしも最近2回目の育休から復帰しました。
やりたい仕事と休みのバランスを見て、自分で期間は1ヶ月と決めました。
育休中も逐一職場の状況など共有があり、スムーズに復帰できました。
環境1・2・3課いずれも県外出身者が多く、子育てで身内に頼ることが難しいメンバーもいるため、子育てに対して理解があり、ありがたいです。
Q2.働きがいを感じる時は？: 漠然と魚や海が好きで、水族館に2時間位いるような人でした。海関係の生物を学ぶため、福岡から海洋学のある沖縄の大学に入りました。
趣味のダイビングを極めようとした時期もありましたが、研究したい気持ちが強く、大学の先生に業界を紹介していただき、バイトから業界に入りました。

バイト時代に先輩から調査の現場よりも目に見えない、調査前の計画から調査前後の時間の方がはるかに大きく大切だと教わりました。
対価をいただく仕事として「なんとなく」ではできません。
根拠・理由が資料として必要で、不足していれば専門家や教授に指南をいただきながら、自分で考え作っていく難しさがあります。

弊社に入社後は主に生態系の調査、結果のとりまとめや土地の評価、例えば大きな工事であれば、工事の方法が環境に配慮されているかを調査し、提案（コンサルタント）を行い、工事終了後は環境への配慮がされているかの評価を行っています。
生き物に比重が大きい保護団体ではなく、環境コンサルは生き物と環境のバランスをとる仕事だと思っています。
自分が計画した方法が当てはまってスムーズに進行したときは、うれしく達成感がありますね。

調査の結果が本当に環境に良かったのか、数値では測れない部分もあるため、経験値や知識も１つの指標ですが、国や県の仕事が評価・表彰をいただけたときは形として実績になりやりがいになります。

業務に必要な資格がいくつかあり、最高峰の資格は筆記試験になるため、試験に向けて先輩技術者から対策やアドバイス、添削など支援していただいています。
また、毎月第一土曜日は勉強会を行っています。
個々の専門分野を発表し実務ベースで共有して常に知識を更新しています。

今後は１人で１つの業務を初めから終わりまでやり遂げ、それが評価など形あるものとして得られるようになることが目標です。
採取した生物を顕微鏡で確認